【完全版】新諸国物語 第二巻
北村寿夫
末國善己編
本体 6,800円
A5判上製
ISBN 978-4-86182-286-5
発行 2010.6
【内容】
1950年代にNHKラジオドラマで放送され、さらに東千代之介・中村錦之助らを主人公に東映などで映画化、1970年代にはNHK総合テレビで人形劇が放送されて往時の少年少女を熱狂させた名作シリーズ。小説版の存在する本編五作品、外伝三作品を全二巻に初めて集大成!【限定1000部】
【内容目次】
紅孔雀/オテナの塔/七つの誓い
【著者紹介】
北村寿夫(きたむら・ひさお)1895-1982。脚本家、児童文学作家。東京都生まれ。早稲田大学在学中から演劇活動を始め、大学中退後は雑誌「童話」に寄稿する一方、小山内薫に師事し、『幻の部屋』、『鮒馬哲学』などの戯曲で注目を集める。いち早く放送文芸に進出し、1936年からNHK文芸主事として音楽劇やラジオドラマの制作に参加。終戦後もNHKラジオで企画や脚本を手掛け、52年の『白鳥の騎士』から79年の『紅衣無法門』までの全8作をひとりで執筆したラジオドラマ『新諸国物語』シリーズは代表作となる。56年には、放送文化への貢献が認められNHK放送文化賞を受賞している。
末國善己(すえくに・よしみ)1968-。文芸評論家。編書に『国枝史郎探偵小説全集』、『国枝史郎歴史小説傑作選』、『国枝史郎伝奇短篇小説集成(全二巻)』、『国枝史郎伝奇浪漫小説集成』、『野村胡堂探偵小説全集』、『野村胡堂伝奇幻想小説集成』、『山本周五郎探偵小説全集(全六巻+別巻一)』、『探偵奇譚
呉田博士【完全版】』(以上作品社)など。