現代ネット政治=文化論
AI、オルタナ右翼、ミソジニー、ゲーム、陰謀論、アイデンティティ

藤田直哉
本体 2,700円
ISBN 978-4-86793-037-3
発行 2024.6
【内容】
安倍元首相銃撃犯・山上徹也の深層、「推し」に裏切られた弱者男性、インセル、陰謀論者、負け組、オタクたちの実存の行方、ニセ情報の脅威、倍速で煽られる憎悪……。
揺らぐ民主主義と自由。加速するテクノロジー、そこに希望はあるのか!
ネットネイティブ世代の著者が徹底検証。
既存の権力や秩序から自由であり、人間の様々な問題の手垢がついていないフロンティアだったはずのサイバースペースは、今や、古くから続く政治・権力争い・謀略・戦争の世界に巻き込まれている。
この新しくも古い状況の中で人々の心は動揺し、その揺れ動きは、様々な文化や行動として現れてこざるをえない。
本書は、インターネットが大きく変えている現在の政治状況を、文化との連続性の観点から考えるものである。(本文より)
【内容目次】
はじめに
第一部 ネット時代の政治=文化
1 ゼロ年代 未完のプロジェクト
2 ミソジニーとサブカルチャーのインターネット文化史
3 オタク文化とナショナル・アイデンティティ
第二部 作られる環境
4 不幸な未来もゲームは作れるのか?――政治にゲームを実装する
5 積極工作と陰謀論政治
補論 ポスト・トゥルスと、脱マスメディア時代のポップカルチャー
第三部 ネット時評
6 ネット万華鏡(『共同通信』二〇一四年一月―二〇一五年二月)
7 ネット方面見聞録(『朝日新聞』二〇一九年四月―二〇二三年一二月)
あとがき/主要参考文献/初出一覧
【著者略歴】
藤田直哉(ふじた・なおや)
批評家、日本映画大学准教授。1983年、札幌生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。著書に『虚構内存在』『シン・ゴジラ論』『攻殻機動隊論』『新海誠論』(作品社)、『新世紀ゾンビ論』(筑摩書房)、『娯楽としての炎上』(南雲堂)、『シン・エヴァンゲリオン論』(河出書房新社)、『ゲームが教える世界の論点』(集英社)、共編著に『3・11の未来――日本・SF・創造力』(作品社)、『地域アート――美学/制度/日本』(堀之内出版)、『東日本大震災後文学論』(南雲堂)などがある。朝日新聞にて「ネット方面見聞録」連載中。













