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ヒッピーのはじまり

【内容】
本当はヒッピーに憧れているすべての人へ
はじまりの地で、はじまりの時からフラワー・チルドレンに混じり、観察を続けた女性人類学者による鮮烈な記録。

「当時の記憶」でも「先人から聞いたもの」でもなく、新鮮な記録が生きたまま閉じ込められている! ヒッピーとは“ファッション”ではなく、“生き方”なのだ。メディアや噂に歪められておらず、伝説に美化されていないリアルな姿を知ることが出来る稀有な必読書。こんなに面白い本が翻訳されて、私は心から嬉しい!――松尾レミ(GLIM SPANKY)

「六七年初頭のヘイト・アシュベリーには博士号取得者もいたし中退者もいた。菜食主義者もいれば肉食者もいた。LSDに耽る若者もいれば、それを毛嫌いする者もいた。肌の色や宗教にかかわらず大量の人間が寄り集まっていた。肩を寄せ合って生活する、まるで集落生活だった。既存の価値観が塗り潰したものを新しく掬い上げようとしていた。六〇年代、世界中でこのムーブメントが動き始めていた。鬨の声を今でも私たちは若者たちの歌のなかに聴き取ることができる」――本文より


【内容目次】 胎動/ゴールデン・ゲート・パーク/混じる/バークレーの大学生/イエロー・サブマリン/政治/ディガーズ/贈与すること/幻覚剤/ヒロシマ/部族の集合/「春は遂に稼働されず」/草の根/人間の条件/無料商店/トルストイ/壇上の役人/アラバマ/ビートルズ/フロイト/ピル/家事/アメリカの体現する希望


【著訳者略歴】
ヘレン・S・ペリー(Helen S. Perry)
1911〜2001。大戦中には戦時生産局に働き、1946年以降は雑誌『サイキアトリー』の常任編集者となる。50年代から70年代にかけて精神科医H・S・サリヴァンの膨大な遺稿を整理編纂したが、以降は学界から離れてカナダのコミューン運動に加わった。
著書=『サリヴァンの生涯1・2』(中井久夫・今川正樹訳、みすず書房)

阿部大樹(あべ・だいじゅ)
精神科医。松沢病院、川崎市立多摩病院等に勤務。
著書=『翻訳目録』(雷鳥社)
訳書=H・S・サリヴァン『精神病理学私記』(日本評論社、第6回日本翻訳大賞)、R・ベネディクト『レイシズム』(講談社学術文庫)