クルアーン入門

松山洋平編
本体2,700円
ISBN 978-4-86182-699-3
発行 2018.5
【内容】
私たち日本人は、イスラーム教の聖典「クルアーン」(コーラン)をどう読めばよいのか?
読むために最低限必要、かつ、日本人が気になるところに焦点を絞り、深く・正しく理解するための“ツール”を提供する。
新しい本格的な入門書。
【本書の特徴】
・第1部「クルアーンの定義と構成」:クルアーンがそもそもどういった書物であるのかを説明する。書物としてのクルアーンの構造・特徴を解説。
・第2部「クルアーン解釈の前提」:クルアーンを読むさいに理解が不可欠であるにもかかわらず、日本では未だくわしく知られていない概念をとりあげる。
・第3部「クルアーン解釈の方法」:クルアーンの注釈について、スンナ派とシーア派それぞれの特徴を押さえながら紹介する。
・第4部「トピックから探るクルアーンの思想」:現代の国際政治情勢における鍵概念である「ジハード」、ジェンダーと男女観、ユダヤ教、キリスト教、仏教との比較など様々な視点を提示。
・付録:本書に登場する用語の解説、固有名詞のアラビア語読みと標準日本語表記対応表、クルアーンの章名日本語訳一覧などを付す。