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健康な悟性と病的な悟性

【内容】
生は死に向かってみずからを生きる。

ギリシャ以降の抽象に淫した西欧哲学を「病的な悟性」と見立て、世界・人間・神を機軸とする「健康な悟性=常識」と「対話」による哲学の回復を目指す『救済の星』の闡明。

【内容目次】
第1章 発作/第2章 往診/第3章 診断/第4章 治療/第5章 親密な往復書簡/第6章 治療:第1週/第7章 治療:第2週/第8章 治療:第3週/第9章 後療法/第10章 職業への回帰

【著者・訳者略歴】
フランツ・ローゼンツヴァイク(Franz Rosenzweig)1886-1929。ドイツのユダヤ系思想家。マイネッケのものでヘーゲルの政治哲学と歴史理論に関する論文を書く(『ヘーゲルと国家』1920)。第一次大戦末期の18年、バルカンの塹壕の中で日常的な〈死〉を直視することで突然霊感を得て主著『救済の星』(1921)を執筆。本書はそのダイジェスト版として書かれたもの。
村岡晋一(むらおか・しんいち)1952年熊本県生まれ。中央大学理工学部教授。専門はドイツ観念論、ユダヤ・ドイツ思想。訳書:ローゼンツヴァイク『救済の星』(みすず書房)ほか多数。著書:『対話の哲学』(講談社)。