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ハニー・トラップ探偵社

【内容】
「エロかわ毒舌キュート! ドジっ子女探偵の泣き笑い人生から目が離せません(しかもコブつき)」――岸本佐知子さん推薦。

スリルとサスペンス、ユーモアとロマンス――一粒で何度もおいしい、ハチャメチャだけど心温まる、とびっきりハッピーなエンターテインメント。
 ある日、ハニー(わたしのこと)が庭で、切り落とされた指を発見した。まあ、実際に見つけたのはマックスだけど、警察に届けたのはハニー(このわたし)だ。届けたといっても、指そのものではない。というのも、運悪く、彼女にぜんぜん落ち度はないのに、指をなくしてしまったのだ。そりゃあ褒められたことではないが、ちょうど問題が山積みの時期だったので。なにしろシングルマザーなのだから仕方がない。(本書より)

【主な登場人物】
イシー(イザベル)・ブロツキー:本書の主役。三十路のシングルマザーでおとり捜査官。酒といい男にめっぽうヨワい。
マックス:イシーのかわいいひとり息子。3歳半。
フィオナ(チャーリー):ハニー・トラップ社社長。早く女になりたーい!
トリシャ:イシーの同僚で、にっくき天敵。
ナディア:イシーの同僚で大親友。歌手のタマゴ。
マリア:ベビーシッター。恋する五十歳。
バンバス:敏腕(?)刑事。
フレディ:イシーの兄。ゲイ道まっしぐら。
スティーヴン:ステキすぎるアメリカ男。
サラ:スティーヴンの母親。元ピアニスト。
スカーフェイス:上階のいけすかない住人。
ボブ:浮気調査のターゲットのはずが……?
フィンクルスタイン夫妻:妻がトラップ社に仕事を依頼。イシーの鬼門。
シルヴィオ:人材不足に悩むカフェの店主。
ミセス・リンチ:ご近所のおばさん。またの名をミセス・ナントカ。

【著者紹介】
ラナ・シトロン(Lana Citron)アイルランド生まれ、ロンドン在住。作家・脚本家・女優・コメディアン。本書は4作目の小説。本書の続篇として、The Brodsky Touch(2007)がある。ほかに短篇集や、キスに関する研究書A Compendium of Kisses(2010)など。
田栗美奈子(たぐり・みなこ)翻訳家。訳書にリチャード・フライシャー『マックス・フライシャー アニメーションの天才的変革者』、ジョン・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上作品社)他多数