思想読本6 韓国

川村湊 編
本体 2,000円
A5判並製
ISBN 4-87893-462-x
発行 2002.05
【内容】
日本海を隔て、もっとも日本に近い隣国、韓国。彼の国との交わりは、第二次大戦以降、限られたものでありつづけた。だが近年、韓国は文化的な交流の制限を緩和しつつある。また、今年5月からは、日本と韓国でワールドカップが共催され、わが国でもいっそう韓国への関心が高まることが予想される。
これまで、韓国の思想的基盤を体系的に紹介する書籍は、まったくないと言ってよかったが、本書は、川村湊を編者に迎え、韓国の伝統的な思想から、最新の思想までを網羅した、初の画期的な解説書。
【内容目次】
なぜ今、「韓国」の思想なのか
伝統思想を問い直す
韓国の歴史を知るためのブックガイド
韓国の思想
儒教・朱子学
仏教
道教
巫女信仰・風水思想・檀君神話
実学
開国・開花思想
東学
キリスト教T
キリスト教U
反日思想・親日思想
三一独立運動
大韓国(朝鮮)主義
民主化闘争
韓国の風水地図
韓国の思想を知るためのブックガイド
目で見る韓国の思想
韓国とはいかなる国か
現代韓国とのその基盤
民族・民俗の思想
「統一」の思想
ポストコロニアリズム
韓国文学の「現住所」
「在日論」の新展開
いったりきりの日韓文化
韓国を読み解くキーワード&キーパーソン
韓国の現在を知るためのガイドブック