女が少年だったころ ある性同一性障害者の少年時代
女が少年だったころ
ある性同一性障害者の少年時代
本体 1,400円
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ISBN 4-87893-482-4
発行 2002.06
【内容】
「ボクどうして男の子なの?」自らの性別に違和感を抱えながら生きた少年時代を赤裸々に告白。トラブル満載、ユーモア満点、性同一性障害者の自伝的エッセイ。
【内容目次】
まえがき
用語基本解説
第1章・幼少のみぎり
ボクどうして男の子なの?/姉のお下がり服/ひな祭りパーティーを襲撃せよ!/明治の残滓/憧れの丸太ハム/タンポポグミのユカリちゃん/ガキ大将シンちゃん/すずめのお宿/やんちゃの入り口/ユカちゃんの憂鬱/奪われた初体験/ひみつのアッコちゃんは嫌い?/いじめのはじまり/学級会の奇才/男の子は作文が苦手?
第2章・少年と1970年代
バトルしようぜ!/虎の穴のトラウマ/ボクのばら色の髪型/イルカに乗った少女=^プラモデルの放課後/秋の日の図書館/少年野球の午後/トイレ掃除という名の密室/過酸化水素水の恐怖/ピラミッドが崩れるとき/呼吸を止めて/詰襟の窮屈/秘密の花園/一日体育会/肌を露出する権利/思春期への十四歳/母は黙って見てた?/女の子にはオチンチンがないって本当!?/
第3章・春を想う季節
始まりの銃声/時間よ止まれ/蜜月の終焉/志望校は女子高校!?/サクラチル/傷心の船出/彼女がいるのに/下校クラブ再び/ナンパ少年の夏/秋風の男子校生活/女子生徒になりたい/受験シーズン再び/さくらの花の咲く春
あとがき
【著者紹介】
佐倉智美(さくら・ともみ)1964年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。ジェンダーバイアスフリーな社会を目指した活動を行なうNPO法人「SEAN」理事。著書に、『性同一性障害の社会学』、『性同一性障害はオモシロイ』(以上現代書館)、『明るいトランスジェンダー生活』(トランスビュー)、『女子高生になれなかった少年』(青弓社)、『M教師学園』(作品社)など。
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