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あの日々

【内容】
有罪率99.9%を支える暗黙の仕組み。
若き司法修習生が直面した法曹界の実態。司法に志した有為の新人たちを待ち受ける現実の罠。ベテラン弁護士が活写する迫真の法廷小説。

無罪は極力ひかえよ、という無言の圧力。検事が起訴する以上、まず誤りはないという検察尊重の姿勢。労使対立紛争で中立であれ(というより労働者側に引摺られるな)という建て前。/幾つかの厚い壁が、刑事裁判官の前面にある。が、そうした以上に重圧になるのは、最高裁による評価、検察官作成調書を否定した後の影響にあるだろうということは、明らかであった。微妙な労使対立紛争で、資本の側を切り捨てた裁判官に、上司の評価は決して温かくない。明白に叱責しないだけで、転勤、昇進、待遇などには、確実にひびいてくるといわれている。――本文より