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トロアスの港

【内容】
富岡幸一郎氏(文芸評論家)推薦の辞
古い城下町にある教会。春の陽が射すこの牧歌的な風景のなかに、アメリカの神学校を出た一人の日本人牧師がやって来る。ベートーベンの『月光』の調べは、この来訪する神の使いの秘められた来歴を物語る序曲となる。計り知れない神の愛は、弱き人にとってはひとつの受難となるのか。読み進めるなかに、プロローグの悲劇がよみがえりつつ、静かな救済のドラマへと変わっていく。作者の筆致そのものがその時、或る伝道の調べとなる。