吉野 光
帰去来
本体 1,942円
46判上製
ISBN 4-87893-239-2
発行1995.10
【内容】
高崎市郊外の広大な旧家に住む、画商を営む美貌の女主人と擬制の家族たち。美に憑かれた老若の男女が織りなす濃密で痛切なエロスの世界。週間現代「傑作現代小説で絶賛の本格書き下ろし長編。
【著者紹介】
1938年、長野県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。東京国立博物館勤務などを経て、現在、群馬県立女子大学教授。『撃壌歌』(河出書房新社)により第二十八回文藝賞受賞。他に『雪舟漂泊』(河出書房新社)