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最後のローマ皇帝 大帝ユスティニアヌスと皇妃テオドラ

【内容】
貧農の子から東方のローマ帝国(ビザンツ帝国)皇帝に上り詰め、失われた領土の回復に情熱を燃やした大帝ユスティニアヌス1世と、場末の女優から皇妃となった絶世の美女テオドラの激動の時代を駆け抜けた波瀾の生涯。

4世紀末、ローマ帝国が再び東西に分かれたあと、ゲルマン民族の中に取り残された西の都ラヴェンナから、ローマの灯は消えてしまった。だが、帝国は東の都コンスタンティノポリスで命脈を保ち、ゆるぎない繁栄を築いていた。本書は、6世紀、その威信にかけて西方世界を取り戻し、「我らの海(マーレ・ノストラム)」にまたがる古の栄華を蘇らせた大帝ユスティニアヌス1世とその皇妃にして共治帝テオドラの、愛と野望の物語である。

【内容目次】
一 ボスポラス海峡の章――野望への道
皇帝の甥/運命/葛藤/誓い
二 マルマラ海の章――傷ついた栄光
偽りの礼賛/冬の競馬場/反乱/逆転
三 地中海の章――新たなる挑戦
聖ソフィア大聖堂再建/属州アフリカ/出陣/凱旋
四 アドリア海の章――東西ローマ帝国再び
悲劇の女王/故地イタリア/激流/明暗
五 「我らの海」の章――見果てぬ夢
報復/神よ!/黄昏のとき/さらば最後の皇帝

【著者紹介】
野中恵子(のなか・けいこ)1965年高知県生まれ。関西学院大学文学部卒業。トルコの現代事情や文化などをテーマに、研究・執筆・通訳などの分野で活動。著書に、『ゾーリンゲンの悲劇』(三一書房)、『ドイツの中のトルコ』(柘植書房)、『世界遺産 イスタンブール歴史の旅』(小学館、共著)、『「対テロ戦争」とイスラム世界』(岩波書店、共著)などがある。