日本の名随筆 68 紙
寿岳文章 編
本体 1,800円
B6判上製・スリーブ函入り 256p
ISBN 4-87893-968-0
発行 1988.6
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
阿部栄四郎 紙の王様 雁皮紙 正倉院の古文書用紙を復元する
池田秀男 和紙史考(抄)
石上玄一郎 パピルスの変遷
市島謙吉 百道楽(抄)
井上ひさし 不審紙と付箋紙
大村しげ 手漉きの紙
岡部伊都子 襖
尾崎佐永子 恋文の美学−手紙と雅び−
大佛次郎 京からかみ
加太こうじ 古き良き日本情緒を作りだす魔術師−千代紙−
久米康生 紙祖伝説の背景
黒井千次 中国の原稿用紙
河野多恵子 ビラ
小林勇 巻紙
小林嬌一 正倉院和紙の保存法
佐久間八重女 古典折紙について
篠田桃紅 七夕と紙
芝木好子 和紙を漉く町
澁澤龍彦 紙相撲
寿岳文章 和紙と私
白洲正子 扇はあそび−中村清兄−
新村出 跋語
高村光太郎 智恵子の紙絵
竹西寛子 紙・障子
津村節子 和傘−ほんものの職人をたずねる−
栃折久美子 ブリュッセルだより
中勘助 をり紙 [巻頭詩]
中勘助 折紙
中里恒子 封筒と便箋
野上豊一郎 障子の影
原弘 和紙はどう生きる−黒谷行−
春名好重 紙撚(こより)・元結・水引・紙子
増田れい子 紙幣の使いかた
町田誠之 紙細工のいろいろ
水上勉 チリゴミ取りのこと
森田たま 千代紙の箱・うつし絵
安岡章太郎 土佐の凧
柳宗悦 和紙の教へ
柳宗悦 和紙の美
柳宗悦 和紙十年
山本和 半紙(抄)
吉田一穂 ザラ紙文化