金原瑞人選モダン・クラシックYA
キングと兄ちゃんのトンボ
ケイスン・キャレンダー
島田明美訳
金原瑞人選
本体2,200円
46判並製
ISBN978-4-86793-022-9
発行 2024.3
【内容】
全米図書賞受賞作!
突然死した兄への思い、ゲイだと告白したクラスメイトの失踪、マイノリティへの差別、友情と恋心のはざま、そして家族の愛情……。アイデンティティを探し求める黒人少年の気づきと成長から、弱さと向き合い、自分を偽らずに生きることの大切さを知る物語。
【著者・訳者・選者略歴】
ケイスン・キャレンダー(Kacen Callender)
1989年ヴァージン諸島生まれ。2018年のデビュー作『ハリケーン・チャイルド』でストーン・ウォール・ブック・アワードとラムダ文学アワードを受賞。本作『キングと兄ちゃんのトンボ』で2020年の全米図書賞のYA部門と2021年のラムダ文学賞の児童・中学年部門を受賞。
島田明美(しまだ・あけみ)
慶應義塾大学図書館情報学科卒業。コンコーディア大学大学院修士課程修了。外資系出版社勤務を経て翻訳者となる。訳書に「鳥にエサをやるな」(『不気味な叫び』〔理論社〕所収)がある。
金原瑞人(かねはら・みずひと)
岡山市生まれ。法政大学教授。翻訳家。ヤングアダルト小説をはじめ、海外文学作品の紹介者として不動の人気を誇る。著書・訳書多数。