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エドマンド・ウィルソン 愛の変奏曲

【内容】
詩人のエドナ・セント・ヴィンセント・ミレイ、舞台女優のメアリー・ブレア、作家のメアリー・マッカーシー、アナイス・ニン……
20世紀を代表する大批評家が日記に記した華麗なる女性遍歴を義理の娘の目から描く、型破りの評伝。


ウィルソンにとっては、生きている自分というのが大きな関心事のひとつだった。そして、生きることには、文学、歴史、社会のみならず、性の営みも自然に含まれていた。ウィルソンは、己の生きざまを綴った日記が、そのまま二〇世紀アメリカのクロニクルになるはずだという自負心を持っていた。……ウィルソンは身勝手な男だったかもしれない。そういう男を、女性の視点で見ればどうなるか──それが本書の最大の読みどころである。若島正


ウィルソンは、生涯日記を書き続けた人であった。日常の出来事とともに、それらの恋愛を日記に記していった。遺稿集である『二〇年代』から始まる五巻の日記が、それである。多くの場合、それぞれの項には月日はほとんど明記されてはいないが、彼はそれらをジャーナル(日誌/日記)と呼んでいた。ここでは、日記としよう。しかし日付がないので、日記というよりむしろ雑記帳のようなものではあるのだが。
彼は、これらの日記の中で、ベッドを共にした女性との記録をなんのわだかまりもなく書いた。「誰それを食事に呼んだ」「パーティで誰それと会った」等の日常の行為とまったく同じように、ベッドで何が起こったかを書いた。そのことは、彼にとっては「他人には語りたくない」という秘密ではなかった。(本書より)