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人生は短く、欲望は果てなし

【内容】
フェミナ賞受賞作! 妻を持つ身でありながら、不羈奔放なノーラに恋するフランス人翻訳家・ブレリオ。やはり同様にノーラに惹かれる、ロンドンで暮らすアメリカ人証券マン・マーフィー。英仏海峡をまたいでふたりの男の間を揺れ動く、運命の女(ファム・ファタール)。奇妙で魅力的な長篇恋愛譚。

『人生は短く、欲望は果てなし』が日本語に翻訳されることは私にとって格別の感慨があります。私は四十年前から日本に対して特権的で恋愛感情にも似た絆をもっているからです。
私は若い頃に漱石、谷崎の小説を通して日本文学を発見し、京都や東京や神戸に何度も滞在する機会をもちました。私にとって日本は、第二の祖国ともいうべきイタリアと同じくなくてはならないものです。いつでもイタリア行きの列車に乗ることができる、いつでも日本行きの飛行機に乗ることができる、だから私に何も悪いことは起こるはずがないと思うことが私の心の均衡に必要であるとさえ私は考えています。(パトリック・ラペイル「日本の読者のみなさんへ」より)

【著者・訳者紹介】
パトリック・ラペイル(Patrick Lapeyre)1949年、パリ生まれ。ソルボンヌ大学で現代文学を専攻し、教員免許を取得。国語の教師として高校で教鞭をとるかたわら、小説を執筆。1984年、Le Corps infernal で作家デビュー。以後、4作の小説(La Lenteur de l 'avenir 1987, Ludo & compagnie 1991, Welcome to Paris 1994, Sissy, c'est moi 1998)を出版。2004年、第6作 L'Homme-soeur で、Livre Inter賞を受賞。2010年8月に出版された本書は、現代人は愛しうるかという深刻なテーマを軽妙かつユーモラスな文体で描き、各メディアから絶賛を受けて、フランス三大文学賞のひとつフェミナ賞を獲得した。
東浦弘樹(とううら・ひろき)1959年、兵庫県生まれ。京都大学文学部フランス文学科卒業。関西学院大学博士課程在学中に、フランス政府給費留学生として渡仏、ピカルディー大学(アミアン)で、国際カミュ学会会長(当時)ジャクリーヌ・レヴィ=ヴァランシ教授に師事。ピカルディー・ジュール・ヴェルヌ大学文学博士。現在、関西学院大学文学部教授(フランス文学)。主著に、『晴れた日には「異邦人」を読もう──アルベール・カミュと「やさしい無関心」』(世界思想社、2010)、『フランス恋愛文学をたのしむ──その誕生から現在まで』(世界思想社、2012)、 La Quête et les expressions du bonheur dans l'oeuvre d'Albert
Camus (アルベール・カミュの作品における幸福の追求とその表現)(Eurédit, 2004)がある。
オリヴィエ・ビルマン(Olivier Birmann)1949年、パリ生まれ。パリ第四大学(文学部)修士課程修了。日本政府給費留学生として来日。大阪大学日本学科博士課程単位取得満期退学。現在、関西学院大学文学部教授(フランス語学・フランス文学)。主要論文に、《Jaccotet ou les abeilles de l’invisible》、《Baudelaire et l’éclat morne de Delacroix》などがある。