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シン・ゴジラ論

【内容】
破壊、SIN、享楽、WAR、神。
ぼくらは、なぜ、〈ゴジラ〉を求めるのか?
あらゆるゴジラという可能性を語り尽くす。

【内容目次】

第一章 ゴジラ対3・11
ゴジラ対現実1
安倍首相と『シン・ゴジラ』/石破茂と『シン・ゴジラ』/細野豪志と『シン・ゴジラ』/福島みずほと『シン・ゴジラ』/「霞が関」ジャーナリストと『シン・ゴジラ』
ゴジラ対現実2
イデオロギーと『シン・ゴジラ』/プロパガンダと『シン・ゴジラ』/ツイッターと『シン・ゴジラ』/『エヴァンゲリオン』世代と『シン・ゴジラ』
ゴジラ対現実3
富野由悠季・赤井孝美と『シン・ゴジラ』/国会前デモと『シン・ゴジラ』/SEALDsと『シン・ゴジラ』/ファシズムと『シン・ゴジラ』
ゴジラ対虚構
闘争の場と(しての)『シン・ゴジラ』/塚本晋也と『シン・ゴジラ』/岡本喜八・岡本太郎と『シン・ゴジラ』/虚構と現実と『シン・ゴジラ』

第二章 ゴジラ対天皇
戦争とゴジラ
ゴジラと天皇と戦争と――戦争の体験と記憶、地方と東京/ゴジラは第二次世界大戦の死者だから、皇居に向かう――川本三郎説/天皇はもはや神ではなくなったから、皇居を襲わなかった――赤坂憲雄説/三島由紀夫と『ゴジラ』/二・二六事件と本多猪四郎監督/「ゴジラの卵」――三島由紀夫のボディービルディング/戦後から遠く離れ、作品を通じて心情を理解するしかない者として/第二次世界大戦と、被害と加害の「割り切れなさ」としてのゴジラ――加藤典洋説/行き先は靖国神社、だったか?
原発とゴジラ
天皇から電通へ――タブーの拡散/ゴジラの象徴性が拡散したことに対応して?/「アメリカの影」もタブーではなくなった/菊のタブーから、核のタブーへ/原発事故を、東京で/君の名は、ゴジラ。――象徴ゴジラ制へ

第三章 ゴジラ対メタゴジラ
象徴ゴジラ制
虚構内存在としての〈ゴジラ〉/〈ゴジラ〉の観客論/現実と虚構という境界面を割って現れる存在/象徴としてのゴジラ
引き裂く怪獣――破壊と美と両義性
両義性の怪獣/戦争の快楽と、反戦の倫理/ゴジラと自衛隊――一九五四年生まれの双子/工業の魅惑と憎悪/ゴジラは「美」である/「解釈を拒絶して動じないものだけが美しい」/『シン・ゴジラ』に対する解釈の砲撃
「かわいい」化、BL化されるゴジラ
「かわいい」化を含みこんだゴジラ――プロモ、クソコラ、二次創作/災害の「かわいい」化という戦略――『崖の上のポニョ』/ゴジラ対サンリオ・ポケモン・ゆるキャラ軍団/内閣腐――BL化・擬人化/衛生化、無害化は、果たして悪いことだったのか/供犠としてのゴジラ映画/「美」と「聖」

第四章 科学対物語
歴史としてのゴジラ
思想としてのゴジラシリーズ/『ゴジラ』一作目の神格化に抗して/引用・コラージュ作品としてのゴジラシリーズ
ゴジラシリーズと『シン・ゴジラ』
ゴジラシリーズ/『シン・ゴジラ』と『ゴジラ』(一九八四)のつながり/平成シリーズ再考―ゴジラを制するにゴジラを以ってす/ミレニアムシリーズ再考――対策が災厄を招き寄せる/『ゴジラ対メカゴジラ』に至る道/より進んだ科学を持った存在――宇宙人、未来人たち/『メカゴジラの逆襲』――人間に作られたものへの愛/『メカゴジラの逆襲』以降/ゴジラ自身の自己犠牲――『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
モスラの理念――「科学」に対抗する「文化」
モスラ――平和と文化と女性の象徴/二重のオリエンタリズム/『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の結末への不満

第五章 神対罪sin
神、ゴジラ
ミニラ大明神があってもおかしくない/憲法とゴジラ――日本人の無意識にして超自我/「無常」と諦めるのではなく、「挑み続ける」という倫理/啓蒙と進歩の夢――『カンディード あるいは最善説』
罪、ゴジラ
『日本浪曼派批判序説』――戦後に残存する浪漫主義/保田與重郎「日本の橋」――「耽美的パトリオティズム」/「ニュータイプの日本浪曼派」としての『シン・ゴジラ』ゴジラ・ナショナリズム/ゴジラと修羅

主要参考・引用文献

第B章〈笑い〉の逆襲
北野武の怪獣映画――『みんな?やってるか!』/怪獣映画対〈笑い〉/松本人志『大日本人』――またしても敗北する〈笑い〉/神の影と訣別するために/はたして、東日本大震災を笑うことができるか/生きてこそ