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宇宙飛行士のペン

【内容】
映像作家/新聞記者として多年にわたり活動した著者が、若くして亡くなった友、病を得て渡米した娘、文学への断ち難き思いから、顔の見えないネット社会への批判、日本と中国の関係までを綴る、円熟のエッセイ集。

かれは死をもって、私に生きることの意味を教えてくれた。かれは生を愛したように死をも愛せたのだ。風前の灯のようなかれのいのちの火を消すまい、と私はそのことばかりに気を奪われていた。よき死を迎えようとしていたかれの最期の夢をやっと理解できそうな気がした。
〈書きたいものが、自由に書けるということは、こんなにもたのしいことなんだ。がんに感謝しなくちゃね〉。その声は、白くなった空へ吸いこまれるように消えた。(本書より)

【内容目次】
「青梅雨」(永井龍男/「台所のおと」(幸田文)/「水」(佐多稲子)/「盆切り」(藤枝静男)/「沼津」(大岡昇平)/「力婦伝」(花田清輝)/「文字禍」(中島敦)/「蝶」(石川桂郎)/「追跡の魔」(埴谷雄高)/「断碑」(松本清張)/「お公家さん」(白洲正子)/「辰三の場合」(吉田健一)/「いのちの初夜」(北條民雄)/「お紀枝」(島尾敏雄)/「太市」(水上勉)/「伯父の墓地」(安岡章太郎)/「札の辻」(遠藤周作)/「怪物」(三島由紀夫)/「物と心/速い馬の流れ」(小川国夫)/「犬狼都市」(澁澤龍彦)/「骨餓身峠死人葛」(野坂昭如)/「ボール箱」(半村良)/「人生の一日」(阿部昭)/「東京発千夜一夜(第一三五話)」(森瑤子)/「望潮」(村田喜代子)/「淀川にちかい町から」(岩阪恵子)/「穢土」(中上健次)/「ソナチネ山のコインロッカー」(高橋順子)/「木枯し」(車谷長吉)

【著者紹介】
山田直堯(やまだ・なおたか)1938年生まれ。ニュース映画制作、新聞記者を経て、フリーライター。1964年、『恐怖の新薬渦・十字架の子ら』で第14回ブルーリボン賞ニュース映画賞(作品受賞)、1975年、東京コピーライターズクラブ新人賞、1985年、『赤い服』で第11回中央公論新人賞次席。著書に、『赤い服』(青弓社、1989年)、『回帰線』(青弓社、1990年)、『山田直堯短篇小説(朗読小説集・全三巻)』(レッドクローズ、2008年)。