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戦闘戦史
最前線の戦術と指揮官の決断

【内容】
戦争を決するのは政治家と将軍だが、戦闘を決するのは前線の指揮官である。
恐怖と興奮が渦巻く「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、どう部下を統率し、いかに決断したのか?ガダルカナル、ペリリュ―島、嘉数高地、ノモンハン、占守島など、生々しい“戦闘”の現場から、「戦略論」のみでは見えないリーダシップの本質に迫る戦術部隊の戦例を専門的にあつかった“最前線の戦史”、初の書籍化。【図表60点以上収録】

「戦闘戦史」とは?
軍隊の戦い方を決める用兵思想と、そこから導き出された各種の操典・教範・諸令(合わせて「典範令」と通称された)が、いかに戦いの実際の現場、つまり「戦闘」において、どのように発現するのかを分析する、文字通り“実戦”の学であり、最前線の戦史。陸上自衛隊でもかつて同一タイトルで研究され続けてきた。

【内容目次】
序論にかえて――戦闘戦史とは、なにか
指揮と用兵思想/本書各章のテーマ
第一章 仙台第二師団、弓張嶺の夜襲――史上空前の快挙とよばれた“夜襲神話”の誕生
 夜襲とはなにか/遼陽“決戦”/紛糾/夜襲に決す/歩兵操典/突撃/夜襲幻想
第二章 盧溝橋事件――一木清直の戦いと“ドクトリン”の勝利
 北京悪月/警急呼集/「やってよろしい」/旭日ハ燦トシテ輝ク/戦闘綱要/ドクトリンの勝利
第三章 ガダルカナル島 一木支隊の全滅 一木清直の戦いと、“ドクトリン”の敗北
 軍旗/戦略奇襲/敵情判断/最後の火制線/全滅
第四章 兵は「機動」にあり─―島田戦車隊 スリム殲滅戦
 戦線へ/マレー戦の戦術的特徴/トロラックとスリムの隘路/戦車夜襲/突入セヨ。前へ/遥かなるスリムの橋/独立独行の戦士
第五章 血で飾られた砂糖菓子の丘――第22海兵連隊 沖縄戦シュガーローフ・ヒルの戦い
 ストライキング・シックス/首里要塞への総攻撃/目標地域7672G/シュガーローフ・ヒル/安里五二高地地区/バンザイ・アタック/オン・グラインダー/ビター・エンド
第六章 歩兵第五十七連隊、リモン峠の勝利と敗北――レイテ決戦の先鋒が迷い込んだ「戦場の霧」
 多号第二次輸送船団の奇跡/カリガラ会戦構想/最初の遭遇戦/二度目の遭遇戦/「戦場の霧」をつくるもの
第七章 “陸軍の真珠湾”開戦劈頭の強襲上陸――歩兵第五十六連隊のコタバル上陸作戦
 その前日/海を渡る陸軍/マレー上陸作戦/佗美支隊/強襲上陸/空襲/コタバル飛行場占領/頂点と限界
第八章 戦車第一連隊の苦い勝利――M3軽戦車VS.九七式中戦車、ビルマ・ウンドウィン戦車戦
 快進撃の中の暗雲/一連隊に幸ありや?/マン会戦計画/ウンドウィン戦車戦/長蛇を逸す/兵器論の背景にあるもの
第九章 オールド・ブリードを追い詰めた海岸への逆襲――ペリリュー島守備隊、最初の一日
 水戸歩兵第二連隊と高崎歩兵第十五連隊/精鋭師団、南へ/水際撃滅/水際の攻防/逆襲発動/水撃殲滅はなぜ潰えたか
第十章 沖縄 嘉数高地の陣地防御――アメリカ軍、戦車二二両喪失!!
 接触/緒戦の失敗/あの忌々しい丘/キルゾーン/主導権
第十一章 ノモンハンの戦い 金井塚大隊の帰還――歩兵第六十四連隊第三大隊の防御と退却
 ジューコフの“カンナエ”/守勢正面/死地への転進/「ろ号陣地」の死闘/虎口からの脱出
第十二章 占守島 八月十八日の対上陸戦闘――戦車第十一連隊、霧の中の突撃
 北辺の要衝/最終防衛態勢/ソ連軍上陸/遭遇戦/戦車前へ/苦い勝利
補章 戦術解説1 白兵夜襲VS.最終防護射撃――第一次世界大戦が生み出した肉弾と火力
 異星人との戦い/静粛夜襲/アメリカ軍の防御戦術/最終防護射撃
補章 戦術解説2 日本陸軍の対上陸戦術――「半渡を撃」てず。「守るに足らず」。
 「あ号教育」と対上陸作戦/水際撃滅主義/太平洋の陣地帯陣地/水際撃滅主義の崩壊/後退配備/砂の城
あとがき──謝辞に代えて

【著者略歴】
樋口隆晴(ひぐち・たかはる)
1966年生まれ。陸戦専門雑誌「PANZER」編集部員を経て、フリーの編集者兼ライター。主に『歴史群像』(学研パブリッシング)をフィールドに活躍。戦国の城や、近・現代戦といったテーマの“現場”に赴き、実証的に描き出すその記事、論考には定評がある。2004年度より三年間、江東区区民歴史講座の講師を務める。
●編集者としての主な仕事(共著でもある)『太平洋戦争シリーズ49 沖縄決戦』、『太平洋戦争シリーズ60 本土決戦』、学研パブリッシングにて、編集・企画・プランニング。
●著者としての主な仕事(共著。編集・企画・プランニングも兼ねる)『戦国の堅城1』、『戦国の堅城2』、『軍事分析 戦国の城』、『戦国の城全史』(以上、学研パブリッシング)、『図解! 戦国の陣形』(洋泉社)など。