ヴァージン 処女の文化史
ハンナ・ブランク 堤理華・竹迫仁子訳
本体 2,400円
ISBN 978-4-86182-330-5
発行 2011.08
【内容】
多くの謎と迷信に包まれた、乙女たちの“汚れなき聖域”。男たちを翻弄してきた、“処女”の秘密のすべてを明かす魅惑の文化史! 男を惑わす神秘のヴェールを剥ぐ。秘蔵図版・多数収録。
“処女”という神秘は、古代より人類を翻弄し、そして現在も惑わしつづけている。乙女たちの“汚れなき聖域”は、いかなる時代にも芸術の至上のテーマであり、精神の奥底にひそむ神秘の中心であり、男たちの永遠の憧れであり、10代の青少年たちの不安と歓喜の根源であった。そして、そこに秘められた多くの謎と迷信は、社会や国家をも動かす大きな議論を巻き起こし、そして現代世界でも政策を左右するテーマとなっている。本書は、処女という魅惑に満ちた未踏の歴史への、処女航海の書である。