沖縄映画論
四方田犬彦、大嶺沙和編
【品切】
46判上製
ISBN 978-4-86182-172-1
発行2008.2
【内容】
沖縄の映像は、誰のために、誰に敵対して存在しているのか。観光主義とオリエンタリズムのなかで、沖縄表象の可能性を問い直す。「日本」の解体に向かう、日本映画史研究の最前線。【沖縄関連映像作品リスト付】
【内容目次】
沖縄映画をいかに語るか(四方田犬彦)
『八月十五夜の茶屋』論 米軍沖縄統治とクイア・ポリティクス(新城郁夫)
『ひめゆりの塔』 対立する二つの声の狭間で(崔盛旭)
生きてるうちが、野良犬 森崎東と沖縄人ディアスポラ(四方田犬彦)
ボーダー映画としての沖縄映画 高嶺剛作品を中心に(越川芳明)
アチェの友人への手紙(四方田犬彦)
裏返すこと、表返すこと 一九九九年以降の沖縄の表象(大嶺沙和)
地政学的想像力と暴力の審級 『海燕ジョーの奇跡』をめぐる累進する〈南〉(仲里効)
沖縄から世界を見る(大嶺×越川×新城×高嶺剛×仲里×東琢磨+四方田[司会])
沖縄関連映像作品リスト
後書き(四方田犬彦)